普段着着物にできる小紋

全体に細かい模様が入っていることが名称の由来となっている小紋は、無地に近い柄やカジュアルなもの、そして京型友禅のような格式のあるものまで幅広い着物です。礼服や正装として着ることが少なく、カジュアルな小紋に半幅帯や名古屋帯は街着やお稽古事に着用することが多い着物です。華やかな小紋は通常袋帯は合わせませんが、箔を使用した名古屋帯や袋帯を合わせて格調高く着付けることで、ドレスアップコーディネートを楽しむことが出来ます。この時には、レストランウエディングやパーティーに出席する時にも着用することが出来ます。着物初心者の方には、ぴったりな着物と言えるでしょう。着物は、帯や使用する小物によって、さまざまな印象を与えてくれます。一番最初に多くの種類の着物を揃えなくとも、自分に合う帯や小物を揃えた後に、少しずつ着物を揃えるというのも着物ライフを長く続けるためには必要かもしれませんね。


卒業式・入学式の和服に小紋を着る

卒業式・入学式は子どもたちにとって、とても大事なセレモニーです。思い出に残る大切なシーンを是非残してあげたいものですが、保護者としての服装のほとんどが、洋服です。洋服が多い中、そも8割が、ブラックフォーマル姿だそうです。洋服は無難に着こなせますが、卒業式・入学式だからこそ、思い切って和服スタイルに挑戦するのも良いのではないでしょうか。和服には色々ある中、小紋という種類があります。小紋とは、染めの代表的なもので、総柄の細かい模様の着物の事になるそうです。着物全体に同じ模様が繰り返されているのが特徴d、ほとんどの着物が、精巧な型紙を使って染める型染めをされているそうです。ほかに、絞り染めや更紗などもあります。礼装としてはあまりふさわしくないそうですが、渋い色調の江戸小紋は、遠くから無地に見えるぐらい小さい柄なので、卒業式・入学式には着て行けるそうです。


祖母が母のために作った小紋の着物

私が16歳になった時に母が、着物を差し出してきました。水色の優しい色に淡いピンクの花柄が描かれている小紋の着物でした。母は「おばあちゃんが、16歳の時に作ってくれたのよ。」と懐かしそうに言ってきました。しかし母は、一度も手を通した事がなく、何十年もタンスに入れたままでした。理由を聞くと「帯がないのよね」と残念そうに言ってました。そして「もう私は着れないから、あなたにあげるわ」と言って、着物をくれました。次の日私は、アルバイトでためたお金と着物を持って、呉服屋で名古屋帯を買いにいました。そして着付けが出来る友達に着せてもらいました。その姿を見た母はとても嬉しそうでした。きっと、自分が若かった時と重ね合わせているんだな・・と思うと、とても不思議な気持ちでした。結局それ以降は着る機会がありませんでしたが、いつかまた着てみたいと思います。

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